- 名前:Valli Ledmarl(ヴァリ・レッドマール)
- 年齢:25歳
- 身長/体重:204cm / 98kg 鍛えているが瘦身体質
- 種族:エレゼン(フォレスター)
- 性格:穏やかで人当たりはいいが、その実共感性に薄く自他含め感情に疎い
- ジョブ:暗黒騎士
- 家族:兄
- 得意なこと:ボードゲーム 字が綺麗
- 苦手なこと:寒いところ 料理 損得勘定
- 住居:ゴブレットビュート スフェン宅に同居中
- その他:クリームシチューが好物。好き嫌いは無いが、最近自身がやや子供舌なことを知った。
スフェンのことを「スフィ」という愛称で呼んでいる
もともとバイなので恋愛対象は男女両方
生い立ち
ダルマスカ王国がガレマール帝国に敗戦してから5年、ヴァリは軍学者夫婦の第2子として生まれた。国家としての機能は崩壊したものの、当時周辺地域では水面下にて王国再興を掲げ叛乱の期を伺う人々が多く残っており、ヴァリの両親もそこに属していた。しかし、ヴァリが生まれて間もなくして活動が明るみにされ粛清されてしまう。両親の死を悲しむ暇もなく、11歳の兄は1歳にも満たない赤子を連れて逃げることになり、砂漠を抜けた先の貧しい農村に身を寄せた。
子供を見殺しにする事が出来ずに村は2人を迎え入れたが、帝国による徴税で貧困に喘ぐ中、育ち盛りの少年と赤子を積極的に引き取ろうとする者はいなかった。兄は手に持った少ない財産と日々の労働により衣食と物置小屋一棟を手に入れ赤子を育てた。運が良く、ヴァリは特に大きな病にかかることもなく成長していった。
ヴァリが言葉を話すようになった頃、両親の昔馴染みである男が村を尋ねてきた。彼は頭1つ抜けて頭脳明晰であった兄の所在を知り、このまま死なせるのは見過ごせないと引取りに来たのだ。しかし男も貧しい属州民であったため、兄のみを連れて行った。ヴァリは兄の顔も思い出せないが、兄は当時幼い弟を置き去りにした事を深く後悔しており、収入を得られるようになると度々金をヴァリへ送っていた。(途中で中抜きされほぼヴァリへは届かなかった。)
残された弟を憐れんだ隣家がある程度の面倒を見てくれたおかげもあり、ヴァリは狩りができる年齢まで成長すると、野で狩った兎や猪を対価に日々の食事を恵んでもらい生活をするようになった。隣人は報酬が割に見合わないと気が付かれないように、獣一頭は今日一日分のお前の価値だと少年に言い聞かせた。
17歳になったヴァリは故郷を離れて放浪の旅に出る。仕送りを抜いていた村長には、咎めないので次に使いが送られてきたならば自分の出立を知らせるように伝えた。隣家には今まで生かしてくれた礼と言って手持ちのもの全てを渡した。
性格
一見すれば穏やかで人あたりの良い性格。あっさりしていて気も配れるので人とのコミュニケーションは不得手ではないが、一定以上近い関係になる事に対しては相当奥手。あまり自分の根の部分を見せたくない。己の都合が絡むと途端に不器用になる。他人の事を自分より優先する癖があり、助けるべきものがあれば危険や対価を考えないのでよく怪我をする。逆に何かに対しての損得を考えるのが苦手で、自身の利益を優先することが一切できずに貧乏くじを引きがちだが、まあ誰かが喜ぶならそれで良いか、と思っている。
「他者の犠牲の上に成り立つ幸福など無い」という理想は綺麗事であり、結局何かを築くには柱が必要になるというのが彼の根本にはあるが、そういう仕組みが好きか嫌いかと言えば嫌い。しかし世の摂理を変えられるとは思っておらず、選択を迫られたらまずマジョリティを取る。綺麗な理想を貫いて不可能を実現できるような強さに眩しさというか憧れがあるが、自分には無いものだと理解している。
加えて育ってきた環境下からか、居場所を得る為には対価を払わなければならないという思い込みがあり、FC加入当初は何かを成さねばという焦りが少なからずあった。"誰かに必要とされたい" が諸々の善行の根底だが、必要したこともされたこともあまり無かったので本当に相手の為になる選択が何かを見誤りがちである。
ノブレスオブリージュ精神と優しさと保身が歪に混ざって、自分が人柱として全て背負えばいいという屈折した自己犠牲思考の人間に育ってしまったが、今は大切にしてくれる仲間も居場所もあるので改善して自己肯定感がだいぶ上がった。欠点だらけだが、沢山怒られて大事にしてもらって愛せる程度のかわいさにまでは成長した。(暁月時点)
ひとの為に自分を殺すような生き方をしていたが、長い旅路の中で沢山のものを学び得て、最終的には"世界のために戦う大切な仲間達"のためにヴァリは戦っている。
スフェンとの関係
スフェンと出会う前は根無し草で、家を持たず宿や交際相手の女性の家を転々としながら傭兵や冒険者向けの依頼をこなし生活をしていた。見目の良さから交際相手には困らなかったが、性格の淡白さが災いしどれも長くは続かなかった。その日暮らしも順風満帆とは言えず、明日の飯の心配をしていたところをスフェンに声をかけられ、FCの設立に協力することになる。当初人数合わせのつもりで軽く受けた話であったが、スフェンの人となりや面倒見の良さに絆されそのまま現在まで彼の隣に立ち続けている。
スフェンに恋心を抱いたのはギムリト戦線に身を置いていた頃であり、身を削り命に替えてでも戦うことを自身の価値と置いていたヴァリに対し、スフェンが激怒したのがきっかけである。例え成果をあげずともヴァリを1人の人間とみなし向き合ってくれた相手はスフェンが初めてだった。自己を出すことが苦手なヴァリにとって、己の信念を貫き進むスフェンは何よりも眩しく見えており、いつまでも憧れの存在である。
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0歳
ダルマスカ王国の近郊都市に生まれる。 -
0歳 生後間もなく
両親が他界し、兄に連れられ農村に逃げのびる。
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7歳
兄と離ればなれになり、村で一人の生活が始まる。 -
17歳
村を離れ放浪の旅に出る。 -
25歳
スフェンと出会い、彼に誘われFCの立ち上げに協力する。
ほぼ同時期に、スフェンの家に居候として住み始める。 -
新生エオルゼア
暁の血盟らと共にFCのメンバーで帝国やアシエンと闘う。 -
イシュガルド入国前
ミナミ、ハンナ、ウナギの3人娘がFCに加わる。 -
イシュガルド入国後
ロマリリスと知合い、FCに勧誘する。 -
蒼天のイシュガルド
竜詩戦争に身を投じる。 -
紅蓮のリベレーター
ドマ・アラミゴ解放戦線に加わる。
この頃からスフェンへの好意を自覚し、片思いしていた。 -
漆黒のヴィランズ
第一世界へ渡る。夜を取り戻すための旅をしながら、世界の真実を知る。
旅の中で自身の過去を振り返り精神的に憔悴しそうになるも、それをスフェンに支えられる -
第一世界に夜が戻る
スフェンに想いを告げ、付き合うようになる。 -
暁月のフィナーレ
第一世界に帰還後、終末を巡って各地をまわる。